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Siftの不正対策ベンチマーク「Fraud Industry Benchmarking Resource(FIBR)」2025年Q2の最新データを追加公開

公開日

2025.08.08

更新日

2026.08.20

Siftの不正対策ベンチマーク「Fraud Industry Benchmarking Resource(FIBR)」2025年Q2の最新データを追加公開

Siftの不正対策ベンチマーク「Fraud Industry Benchmarking Resource(FIBR)」2025年Q2の最新データを追加公開

本記事は、Sift Science, Inc.のBlog記事「New Q2 2025 Data Available in Sift’s Fraud Industry Benchmarking Resource (FIBR)」を日本語に翻訳したものです。
本記事の著作権は、Sift Science, Inc.および同社の国内パートナーである株式会社DGビジネステクノロジーに帰属します。
Maria Benjamin 著 / 2025年7月25日

急速に変化する不正手口に先手を打つには、最新のデータを常に把握する必要があります。Siftの業界別不正対策ベンチマークリソース「Fraud Industry Benchmarking Resource(FIBR)」に2025年第2四半期の最新データが追加されました。しきい値の見直しやワークフローの調整などを行う際の判断材料として、各種決済手段や業種、攻撃手法ごとの不正傾向を明確に把握できます。

ここでは、最新データが示す不正の動向と業界ごとの影響について解説します。

主なポイント

  • 決済不正率は全体で3.5%と横ばい。ポイント決済が全決済手段の中で最も高い4.8%の不正率を占めています。
  • チャージバック率は大幅に改善され、全体のチャージバック率は前年比で28%減少。チャージバック不正は58%と顕著に低下しました。
  • アカウント乗っ取り(ATO)は2.5%と微増。2FA(多要素認証) の普及率は13%と横ばい。
  • インターネット&ソフトウェア業界は、チャージバック率が劇的に減少したもののアカウント乗っ取り(ATO) は前年比で17%増加。
  • 旅行&チケット業界は季節要因と連動し、決済不正とチャージバックの両方が四半期ベースで増加。
  • フード&デリバリー業界は不正試行が前年比24%増と急増。一方でチャージバックは47%減少しました。

2025年Q2時点での全体傾向

決済不正

第2四半期の決済不正は3.5%と比較的安定しており、前年比でわずか2.8%の減少にとどまりました。不正決済のうち82.8%がクレジットカードとデビットカードであり、依然として最も悪用される決済手段である一方で、ポイント決済が最も高い不正率4.8%を記録しました。

チャージバック

チャージバックは大幅に改善しました。全体のチャージバック率は前年比で28%減少し、2024年第2四半期の0.29%から0.21%に減少。チャージバック不正も0.24%から0.10%と58%減少しました。これらの改善は、不正検知の精度向上と、紛争解決プロセスの強化が功を奏している可能性を示しています。

アカウント乗っ取り(ATO)

全体のアカウント乗っ取り(ATO)は、2024年第2四半期の2.4%から2025年第2四半期の2.5%へと、4%増加しました。一方、2要素認証(2FA)の普及率は13%で横ばいとなりました。

業界別のトレンド

不正の様相は、業界や立場によって大きく異なります。ここでは、2025年第2四半期における主要な業界別のトレンドを見ていきましょう。

インターネット&ソフトウェア業界

第2四半期の決済不正率は前年比で5%減少、4.0%から3.8%と改善しましたが、四半期ベースでは3.3%から3.8%と、15%増加しました。これは、季節要因やサービス拡大に伴う新たな不正パターンの登場が影響している可能性があります。

チャージバックは大幅に改善しました。

  • 全体:前年比67%減 (0.52%→0.17%)
  • チャージバック不正:前年比74% 減 (0.46% → 0.12%)

一方で、アカウント乗っ取り(ATO)率は3.0%から3.5%に上昇し、前年比で17%の増加となりました。同時に、2FA(多要素認証)の普及率もわずかに低下し、10%となりました。考えられる要因として、低リスクユーザーのセキュリティを維持しつつ、UXを優先した「シームレスログイン」の導入が進んだことが挙げられます。

旅行&チケット業界

例年と同じく、季節的な傾向を反映した不正パターンが見られました。決済不正率は前年比で20%減少(6.9%→5.5%)したものの、四半期ベースでは10%増加しました。これは、夏の旅行需要が影響していると考えられます。

チャージバック率はまちまちでした。

  • 全体:前年比で21%減 (0.19%→0.15%) 、四半期ベースでは 15% 増加 (第1四半期の 0.13%から0.15%)
  • チャージバック不正:前年比で31%減、四半期ベースでは62%増加

ピークシーズンは特に予約、キャンセル、紛争対応が同時多発的に発生するため、注意必要です。

フード&デリバリー業界

決済不正は前年比で24%増(3.3%→4.1%)、四半期ベースでは32%増と、顕著な増加傾向が見られました。季節的なイベントと、デジタル注文・配達の利用増加が要因と考えられます。

一方で興味深いことに、全体的なチャージバック率は前年比で約47%減(0.094%→0.050%)と大きく改善しました。不正攻撃は増加しているものの、より高度な不正検知と対応スピードの向上によって紛争を抑えられていることを示しています。

FIBRとの連携方法がさらに拡充

FIBRは現在、 誰でも無料で利用可能な公開リソースで、業界ごとの不正ベンチマークを提供しています。

さらにSiftのユーザー向けには、一般公開されているFIBRに加えて、SiftコンソールやSiftersコミュニティからも閲覧することが可能です。業界別の注文金額の中央値や不正注文額の傾向、チャージバック理由の分類など、より詳細な指標が利用できます。Siftコンソールにログインし、「Insights」にアクセスすることで、Siftユーザーは誰でも自社のFIBRレポートにアクセスすることが可能です。

不正インサイトに関する詳しい情報については、FIBR をご覧ください。

導入事例

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